初日の晩飯は満腹満酒でいい気分でホテルに戻る途中
Barで飲むのが好きなタイキ君がバーの看板を見つけて
「少し飲んでいきませんか?」
旅の移動の疲れもあって、お酒を買ってホテルに帰って少し飲んで明日に備えて寝る気満々だったけど、ほろ酔いな酒好きおっさんは「じゃちょっとね」と行くことに。
するとバーの入口付近に立っている女性2人。
何気に
「どうしましたか?」と尋ねると
「バーに入ろうとしたら、入口のドアが重そうなので入ろうか帰ろうか迷ってました」と。
立派で重そうなドアは、確かにウェルカムというよりは心して入ってくださいねと言わんばかりの圧があった。
タイキ君が
「ちょっとお店覗いてきますよ」
と入っていく。
しばらくすると戻ってきて
「座れますよ」
ようは大丈夫なお店ですとの合図。
その女性2人にも伝えて5人で店に入って行った。
扉を開けるとすぐに階段があり下っていくとお店があった。薄暗く高級感のある店内。
「いらっしゃいませ」
と若い男性スタッフが出迎えてくれて、なんとなく安心する。
客は自分たちだけだ。
女性2人には入る時に誘った訳でもなかったのだが、席を案内されて向かう途中に
「もし良かったら一緒に飲みませんか?」
と誘うと返事があったか定かでなかったが自然な流れで5人席に着いた。
個人的にはカウンターで飲んでスタッフさん達とお酒を楽しみながら沖縄の話も聞きたかったのだけど。
とは言えおっさん3人より華があった方が楽しいに決まってる。
出会って一緒飲むことになった女性2人はどんな人
2人は博多で働いていた時の元同僚で、1人が沖縄に移住した事により離ればなれとなり、もう1人が休みを利用して沖縄へ久しぶりの再会を楽しみにきたという事で食事後の飲み屋を探していたそう。
しばらくお互いの事を話しながら楽しんだ。いや楽しませてもらった。
おっさん達にしたらありがたすぎる偶然だ。
30代独身のタイキ君は急に?テンションMAXで会話よりもお酒が進むようで、水のようにBUSHMILLSのハイボールやらフルーツカクテルをガブ飲みする。華の力は酒に勢いをつける。多分10杯くらい飲んでた。
久しぶりに女子とテーブルを囲んで楽しかったのかな?
なんとなく盛り上がり仲良くなったので、翌日の予定を聞くと「古宇利島に行こうと思ってます」と
ただの偶然だが我々も古宇利島に夕方行く予定だった。
なら「また明日会えたらいいね!」と別れその店を後にした。
翌日、島で会うことはなく、ただの通りすがりのおっさんで終わった。
初日から沖縄楽しいわ~と思わせてくれた出来事だった。
次回旅の翌日に続く。